藤田 嗣治(1887〜1968)
『二人の少女』


1886年東京に生まれる。東京美術学校を卒業後、1913年に渡仏しピカソやモディリアニと出会う。1929年サロン・ドートンヌの会員となり、一躍パリ社交界の寵児となる。1929年に一時帰国したのち、日本とフランスその他各国で製作、1949年にアメリカを経てフランスに渡り、1955年フランスに帰化。
1959年カトリックの洗礼を受け、ダ・ド・ラ・ペ礼拝堂の設計及び装飾に優れたデッサン力で、淡い真珠色の上に細いデリケートなせんによる人物や静物をメランコリックに表現する独自の手法を作り出した。